明治安田生命J1リーグ第10節は、4日間に渡って分散開催される。初日にはいきなり浦和と鹿島の大一番が開催。昨季の明治安田生命チャンピオンシップ(CS)ファイナルの再戦であり、今季の1位と3位の上位決戦。注目の一戦となることは間違いない。
浦和は前節、大宮とのさいたまダービーに敗れただけに、巻き返しの一戦に。不発に終わった攻撃陣は意地を見せたいところだ。鹿島は昨季のCSでも活躍した金崎 夢生が調子を上げているのは好材料。浦和に押し込まれる展開が予想されるが、一瞬の隙を逃さないこのエースのパフォーマンスが大きなカギを握るはずだ。
2位のG大阪は清水とホームで対戦。好調を維持する18歳の堂安 律が今節もキーパーソンに。3連勝を実現し、首位浮上を狙う。清水は3試合勝利がなく、14位に転落。前節は仙台に3失点と守備の課題を露呈した。まずは安定した守備組織を取り戻し、鄭 大世ら前線の決定力にかけたい。
川崎Fは新潟をホームに迎える。4試合勝利から見放されており、状態はいいとは言えない。得点力不足に加え、終盤の失点の多さが目立つだけに、90分を通したリスクマネジメントが求められてくる。新潟もここまでわずか1勝と苦しい戦いが続く。現在2試合連続完封負けと得点を奪えていないだけに、攻撃陣の奮起が何より求められる。
6日と7日に開催される6試合は、ルヴァンカップから中2日、中3日での戦いとなる。札幌vs大宮は下位に沈むチーム同士の一戦に。とはいえともに状態は上がっているだけに、好ゲームが期待される。好調同士の戦いとなる柏vsC大阪も興味深い。3連勝中の柏は安定した守備が好調の要因に。対するC大阪は清武 弘嗣が状態を上げている。柏の堅守をC大阪がいかにこじ開けていくのか。1点を争う緊迫した戦いが繰り広げられそうだ。
16位と低迷する広島はホームに神戸を迎える。前節もFC東京に完封負けと、得点力不足が何よりの課題に。持ち前のパスワークを取り戻し、神戸守備陣を攻略できるか。対する神戸も3連敗中と元気がない。再び上位に名を連ねるためにも、目に見える結果を手にしたいところだ。
仙台はホームでFC東京と対戦。前節は清水に快勝を収め、苦境から脱している。新加入のクリスランがフィットしてきたのは好材料。このストライカーが今節もカギを握りそうだ。FC東京は2連勝で4位に浮上。ここ2試合はいずれも完封勝利と、守備の安定が際立つ。攻撃面に課題を抱えるものの、堅守を軸とした戦いで、リズムをつかみたい。
甲府vs磐田は好調同士の一戦に。ともに安定した守備をベースに粘り強く勝点を積み重ねている。甲府は攻撃面の課題を解消できれば、さらなる上昇も見えてくる。磐田は川又 堅碁が2試合連続ゴール中と調子を上げている。前節は欠場した中村 俊輔の状態が気がかりではあるものの、上昇基調にあるなかで、チームの総合力を示したい。
調子を落としつつある鳥栖と横浜FMの一戦は、両エースのフォーマンスがカギを握るだろう。豊田 陽平と齋藤 学。高さと強さを備えた前者か。キレのあるドリブルを武器とする後者か。攻撃軸を担うふたりの出来が、勝敗を左右しそうだ。
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